フローリングメーカーのイクタ(愛知県瀬戸市)は、SDGs達成に向けた取り組みを一層強化する。
輸入材から国産材への切り替えを進め、2018年には20%だった国産材使用が現在では93%まで増加した。これからは近隣エリアの材料を積極的に取り入れ、地域経済や輸送エネルギー削減にも努めていく。また、製造時に出る木屑を燃料とするバイオマスボイラーの蒸気を製造工程の熱源に利用。再生可能エネルギーを活用し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みも行っている。
抗菌・抗ウイルスなどの機能を持つエアー・ウォッシュ・フローリング(AWF)の比率を全生産量の71%まで高めるなど、環境にも人の健康にも配慮した製品作りで、環境保全活動や地域貢献活動にも積極的に取り組む。
今後、オープンイノベーションスキームを採用した「Ikuta Design & Innovation Lab」(4月開設)の活動により新製品開発体制を強化し、AWFに次ぐ複数の機能性床材の開発を目指すとともに、ホテル、商業施設など非住宅向け床材の開発にも取り組んでいくとしている。
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