一般社団法人ローカルグッド創成支援機構(東京都港区)は、国際的な再生可能エネルギー証書「I-REC」の日本における発行主体に指定されたと発表した。国内でのI-REC発行に向け、国際規格を踏まえつつ日本の制度に合致した認証方法などを確認するため、実証を開始する。2022年4月を目途に、I-REC登録の受け付けを開始する。
I-RECは、どこでどの発電方法で作られたのかなどの電力に関する情報を電力そのものと結び付けてITで管理するトラッキングシステムに基づいて発行される証書。I-RECは、政府がトラッキングを実施していない非FIT再エネの相対契約分と自家消費分(自己託送含む)を対象とする。
今後、新規開発される非FIT再エネの多くは、小売電気事業者との相対契約や、自家消費となることが想定されるとし、これらをI-RECで見える化し、需要家の購入を促すことで、追加性のある再エネや地域共生型の再エネの価値向上が期待できるとする。また、国際的に認められたI-RECのトラッキングシステムのもと、ダブルカウントを排除した第三者による電源証明が可能となり、電源割当の信頼性が向上するとしている。
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