メガソフト(大阪市)は7月14日、同社の空間デザイン用3Dソフト用の建具素材に、業務用開口部製品メーカー・ユニフロー(東京都品川区)の住宅向け機能性ドア3点の3D素材を追加した。
今回追加されたのは、ユニフローが住宅向けに提供する「床に段差のないハンガー式引き戸」「省スペースの引き込み式ドア」「ペット用ドアの付いた片開きドア」の3素材。メガソフトが運営する3D住宅素材ダウンロードサイト「データセンター」に公開され、図面や設置イメージだけでなく、3DCGによる開き方のシミュレーションによって、それぞれのドアの開き方と特徴をよりわかりやすく伝えることができる。
ユニフローが今回3D素材として登録したドア3種は、バリアフリー、省スペース、ペットとの生活といった現代の日本の住空間や介護・医療施設への導入対象製品になる。3Dデザイナーシリーズの3D素材として公開することで、施主や設計・施工業者による自社製品の導入機会の向上はもちろん、生活者のQOLの向上に貢献したいとしている。ユニフローの機能性建具素材が追加される3Dデザイナーシリーズ製品は、物流倉庫3D、3D医療施設デザイナー、3Dマイホームデザイナー13(施主向け)など9製品。
「データセンター」は、3Dデザイナーシリーズ向けの家具・建具・テクスチャなどを公開しているウェブサービス。ユニフローは、同サービスの情報提供協力メーカーに同日加入した。同サービスが提供する素材は、実在メーカー48社の家具や壁紙のテクスチャを含む5万5000点以上となっている(2021年7月現在)。
3D素材は、部屋やメーカー名などで絞り込んで、3D空間に配置可能。製品名や型番など素材に登録されている情報が表示されるため、メーカー各社は一定のPR効果が見込めるという。
同社は今後も、国内外のインテリア、ファブリックス、建具、家電の各メーカー製品の3D素材を随時公開していく予定。
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