YKK AP(東京都千代田区)は、国産材利用と開口部の高断熱化を進めるため、全国の木材・木建具事業者と連携して「木製内窓」の普及促進をサポートする取り組みを今年7月から開始する。
各地の木材・木建具事業者が自社ブランドや地域ブランドの木製内窓を商品化できるよう、製作に必要な部材(アルミ形材)、部品(クレセントや戸車)、Low-E複層ガラスを開発または選定して事業者に提供。
木材は各事業者が選定・加工し、YKK AP提供の部材・部品・ガラスを組み込んで、自社ブランドの木製内窓として販売する。同社はさらに、部品の取付要領、取り付けるための加工要領といった情報を提供するとともに、木製内窓の性能試験にも協力するとしている。
先行事例として、後藤木材(岐阜市)が、自社の圧密木材加工技術を生かした「ゴトモクのウチマド」を商品化。2021年4月から販売を開始しているという。
専用部品・部材の参考価格は、上レール部材(6m)が3050円/本、下レール部材(同)が2800円/本、部品セット(クレセント、戸車、摺動片)が8500円/セット、Low-E複層ガラス(断熱タイプ)が2万1300円/平米など。この他AT材やモヘアも用意する。
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