新建ハウジングが運営する工務店向けオンライスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、高橋剛志さんの「建築現場の真実の瞬間」ルームからの記事です。
株式会社四方継/つむぎ建築舎(旧すみれ建築工房・神戸市)代表。大工。
自身の苦しい経験から、職人が安心して将来設計を考えられる環境こそ工務店を強くすると実感。そこで、マーケティング理論を職人に教えることで、最大の顧客接点である職人自ら営業の役目を果たしてくれる仕組みを実践し、広告・販促なしで5億円の売上を達成。社員向け勉強会からスタートした「職人起業塾」は、クチコミで広がり他社社員、 JBN京阪神など多くのネットワークを巻き込む動きとなり国交省公認教育事業に認可されている。 住宅に加え、 店舗設計も数多く手掛ける。社員20人。
前の記事には先行きに閉塞感が漂い始めた新自由主義的なグローバル資本主義から、関係資本主義、共感資本主義と言われる持続可能な三方良しの世界に移行するには新たな価値を生み出す顧客接点でのインサイトやイノベーティブな発想が必要であり、トップダウンではなくボトムアップ式で末端の実務者全員が才能を開花させ、活躍できるような状態を整える必要性を提言しました。最近注目を集めているタレンティズムの考え方に非常に近しい考え方で、その実務への実装には組織のボトムを構成するメンバーに、学び成長する機会を広く渡すことが必要で、私たちは一般社団法人職人起業塾の活動を通して建築業界で職人が輝き、やりがいを持って働ける、そして豊かな暮らしを享受できるようにスキルアップの機会を提供しているとまとめました。しかし、実はその前段階として建築業界を改革するにはもっと重要なことがあります。それは、現場実務者が置かれている労働環境で、まずその根本を正さなければタレンティズムの発現どころか、いつまでも若者が寄り付かない業界のまま、衰退の一途をたどってしまうと思っています。今日はその部分について書き進めたいと思います。
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