Looop(東京都台東区)、みんな電力(東京都世田谷区)、グリーンピープルズパワー(東京都新宿区)、自然電力(福岡県福岡市)、地球クラブ(東京都渋谷区)の5社はこのほど、再生可能エネルギーの推進などを目指し、一般社団法人再エネ推進新電力協議会(REAP:Renewable Energy Accelerating Providers association、東京都台東区)を設立したと発表した。代表には、Looop取締役 電力事業本部長の小嶋祐輔氏と、みんな電力専務取締役 COO事業本部長の三宅成也氏が就任した。
新電力は、2016年の電力小売全面自由化以降、全販売電力量の約20%まで拡大している。再生可能エネルギー普及拡大を目指し、地域新電力などを中心に展開しているものの、制度設計や電力小売事業に関する知識の共通化、再エネ主力電源化、健全な競争環境維持に向けた議論と意見醸成の仕組みが不十分だとして、電力小売事業者による組織を設立。新電力業界における課題に対応し、再生可能エネルギーの普及を目的に協働する団体として活動していくという。
REAPは、「脱炭素社会の実現に向けて、需要家に対して分かりやすい再エネの選択肢を提供する。」「電力自由化による健全な競争環境を維持し、健全な業界の維持・発展を目指す。」「エネルギー利用における国民の効用の最大化を目指し、再エネ利用拡大、新サービス・新技術の導入のための規制緩和の推進、提言を行う。」の3つを目的に掲げ、再生可能エネルギー推進と電力業界の健全な発展を目指す。
今後は、脱炭素社会の実現を見据えた再生可能エネルギーの普及を目指し、エネルギーに関する勉強会を定期的に開催し、状況に応じた提言の取りまとめ・発信といった活動を継続して実施していく。
設立時点の会員数は、正会員13社、賛助会員19社・1団体。
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