ミサワホーム総合研究所(東京都杉並区)は、埼玉県熊谷市による「スマートタウン事業化検討調査業務委託」の公募に選定され、このほど業務委託契約を同市と締結した。
同市では、2020年に官民学金連携による「熊谷スマートシティ推進協議会」を設立。AI・IoT などの先端技術を活用して、暑さと共存し、安全安心で快適かつ持続可能なまちづくりを目指している。今回の事業化検討調査では、「熊谷型スマートハウス」の概念や仕様、普及にむけた検討、およびスマートタウンの開発に適した候補地の選定に至るまで、事業化に向けた具体的な検討調査を行う。
ミサワホームおよび同研究所では、2014年に同市において、全棟ZEH仕様、通風・排熱を促すプランニングによる総区画数73戸の分譲地「エムスマートシティ熊谷」を開発。同分譲地で得られた知見や環境データをベースに、気象情報や国土交通省の「3D都市モデル」を活用して、環境評価など多面的な調査を行い、スマートタウン開発に適した候補地の選定手法を提案する。あわせて街全体から各住戸の仕様、外構にいたるまで、「まち・にわ・いえ」の 3つの視点により導入技術や設計ガイドラインを作成し、まちとしての一体感を図りながら同市の目指すスマートタウンの実現に貢献していくとする。
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