ジェクトワン(東京都渋谷区)は7月6日、解体工事・外構工事の一括見積もりWebサービスを運営するクラッソーネ(名古屋市)と、社会課題である地方創生と空き家問題の抑制を目指し、業務提携を行うと発表した。
同社は、2016年から空き家を物件特性や地域のニーズに合わせてリノベーションし再生する空き家活用事業「アキサポ」を運営しており、5月には同サービスの全国展開に向け、各地の事業者とパートナー提携する「アキサポネット」を発足。「令和3年度 東京都空き家利活用等普及啓発・相談事業」の事業者にも選定され、同サービスを通じた空き家活用実績は、首都圏を中心におよそ30件にのぼっている。同社では、立地条件やコスト面から、空き家活用や解体工事提案ができないケースがあることから、解決策の検討を進めてきた。
今回業務提携するクラッソーネは、解体工事領域で全国約1400社の専門工事会社と施主をマッチングする一括見積もりWebサービス「くらそうね」を運営。近年、空き家解体の相談が増加する一方、空き家活用を望むユーザーも出てきたことから、両社サービスによる相互サポートを開始。「アキサポ」の利用者を「くらそうね」に、「くらそうね」の利用者を「アキサポ」に紹介することで、空き家の流通と解体を促進し、地方創生と空き家問題の抑制を行い社会課題への貢献を目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。