朝日ウッドテック(大阪市)はこのほど、5つの衛生性能を備えたフローリングなど天然木製品の新たな機能ブランド「HYGIENIC(ハイジェニック)」を発表した。
同社は、近年のウイルス性疾患の流行などを受け、2020年にSIAA(抗菌製品技術協議会)の基準をクリアした「抗ウイルス・抗菌フローリング」を開発、展開している。床に触れる機会が多い日本では、消毒液を使った手入れのしやすさ、汚れの付きにくさ、ホルムアルデヒド・VOC放散量の少なさなどの衛生面での性能がより求められていることから、新たな機能ブランドを開発。「抗ウイルス性能」「抗菌性能」「耐薬品性能」「耐汚染性能」「室内空気環境性能」の5つの衛生機能を持つ、天然木製品の仕様として提供していく。
天然木フローリングについては、一部を除き全ての製品を「HYGIENIC」仕様で提供。挽き板フローリング「LiveNaturalプレミアム」シリーズを中心に、天然木ならではの意匠性や素材感はそのままに5つの衛生性能を付与する。対象製品は、突き板フローリング製品も含め41商品227品番。製品ブランド名の後ろに「HYGIENIC」仕様と表記する。
今後は、手摺りやカウンター、階段材、壁材等も同ブランド仕様に切り替えていくとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。