工務店に大きな影響を及ぼしているウッドショック。その現在地と今後の見通し、現時点の対応策、そしてウッドショックをウッドチャンスに変える切り口を整理した。
輸入材の高騰・供給不足が都心部で始まり、現在は地方にも及んでいる。特に影響を受けたのは、もともと国産材シェアが低い横架材や集成材で、この供給が滞ったことで上棟が遅れるなどの影響が出ている。現在、スギなど国産材に切り替える、設計の工夫で梁材を少なくするなどの対応が進められているが、米松の平角や集成材の輸入量を代替できるほど国産材の生産能力はないのが現状だ。
代替需要が高まったこともあり国産材の価格も上昇。農水省の統計では5月時点でスギ中丸太の価格は29%上がり、1m3あたり1万5500円と20年ぶりの水準となった。あわせて柱材や羽柄材等も急速に上昇している。これらから、1棟あたり木材費だけで50~150万円のレンジでコストアップになっているとの声を聞く。…
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続きは、『新建ハウジング別冊・ワンテーママガジン7月号(6月30日発行)工務店のためのアフターコロナ読本』に掲載しています。
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