新建ハウジングが運営する工務店向けオンライスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、COMODO建築工房代表・飯田亮さんの「流水腐らず/飯田亮〈COMODO建築工房〉」ルームからの記事です。
設計事務所であり工務店であるCOMODO建築工房の代表をしています。「この家のおかげで今の自分がある」――建ててから30年が経過し、住まい手さんにそう言ってもらえる家を目指しています。住まい手さんと建築家、職人さんは三位一体、ひとつのチームだというのが僕の信条です。お互いの顔や人柄を知り、最高の家を作り上げようという想いを三者が共有してこそ、本当にいい家になります。そこにヒエラルキーなど必要ありません。家は建てて終わりではなく、むしろそこからが始まり。手をかけて家を育てていただきたいから、劣化していく新建材ではなく経年美化していく素材を使います…
皆様お疲れ様です。
COMODO建築工房代表の飯田です。
連載から早くも5回目となる今回のテーマは「プロモーション」です。これ、みなさん頭悩ませておりませんか? 正直、工務店や設計事務所を営んでいる者として、自社の建築にまったく自信がない方って、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。皆さんプライドを持って建築に励まれているのに、理想のお客様に巡り会えなかったり、そもそも集客出来なかったり。自信があるだけに「なぜお客様からの問い合わせが来ないのだろう?」と感じていらっしゃる方が多いかと思います。私もそんな一人。もどかしくて仕方がないですよね。
モノウリコトウリ
それもそのはず。プロモーションが噛み合っておらず、適切に自社のターゲットに対して訴求出来ていないのかもしれません。当たり前のことが案外と出来ていないのがこのプロモーション、すなわち大義として宣伝を指します。(プロモーションと一言で表しても、直接的なものと間接的なものに分類され、さらには…と細分化され複雑に絡み合ってしまいますので、あえて割愛します)
プロモーションの方向性を決定する一つの軸は、建築を売りたいのか、暮らしを売りたいのか。弊社は後者を得意としたプロモーション活動です。もの(住まい)があることによって生まれる暮らし、つまりは提案型となります。完成されたものを売るのではなく、目に見えないけれど、何か想像してワクワクする、そんなイメージです。
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