YKK AP(東京都千代田区)は、大型化・広域化する台風や大雨に対応するため、高い耐風性と意匠性、省施工性を実現したカーポート「アリュースZ」シリーズと「エフルージュ Z FIRST」を6月30日に発売した。
「アリュースZ」シリーズはアール型屋根、「エフルージュ Z FIRST」はフラット型屋根。
柱・梁に高強度なT6アルミニウム合金を採用し、耐風性能42m/sを実現。従来品の高耐風なアール型屋根片側支持カーポートでは、一部サイズで柱3本構成としていたが、強度を高めたことで全サイズ柱2本で支えられるようになった。さらに、耐積雪性能を従来品の20cm相当から25cm相当に向上している。
施工性も高めた。部品にあらかじめ止水材を塗布し、部材に取り付けるだけで止水を可能にしたことで、現地でのシーリングが不要に。また従来は、屋根材が風でばたついた際に母屋との接触を低減するため、現地で緩衝材を貼り付ける商品もあったが、あらかじめ工場で貼り付けて出荷することで施工時間の短縮につなげる。
「アリュースZ」シリーズは、側枠見付け寸法を従来より10mmスリム化した60mmに。アール屋根のやわらかい印象を保ちながら、軽快でソリッドな枠形状にした。
税別参考価格「アリュースZ」28万2800円(奥行5052×間口2699×高さ2355)
「エフルージュ Z FIRST」は、側枠の溝幅を大きく(19mm)とることで、溝部を木調ラミネートにした際のデザイン性が特徴。写真の「ハイデザイン」も選べる。
税別参考価格「エフルージュ Z FIRST」29万2100円(奥行5052×間口2724×高さ2355)
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