古民家解体で得た古い木材(古木™(こぼく))を再利用した店舗設計・施工を行う山翠舎(長野市)は、USEN Properties(東京都品川区)と連携し、飲食店の初出店や多店舗展開をサポートする新たなサービス「山翠舎オアシス」をリリースした。
同サービスでは、山翠舎による古木を使った設計・施工の店づくりを希望する飲食店事業者に対し、同社のグループ会社で不動産事業を展開する山翠舎賃貸(東京都渋谷区)とUSEN Propertiesのネットワークを生かし、出店や施工に適した物件を紹介し、敷金・保証金を半額負担する。持込物件の場合も保証金の最大半額を負担。このほか、借り入れや助成金などの申請に必要な事業計画書の作成支援、開業後のフォロー、原状回復義務の免除など、出店開業を幅広くサポートする。
また、不動産所有者においても、USEN Propertiesのネットワークを生かし、新規入居者(飲食店事業者)の紹介が可能。入居者も山翠舎が過去の経験から独自の審査を行い、有望事業者(料理人)を選定するため、経営の成功率・継続率の向上が見込めるという。
一般に飲食店の経営は難しいと言われるなか、同社が過去12年間で設計・施工を手がけてきた約500件の店舗は8割強が現在も休廃業せずに存続し、首都圏にも多数出店しているという。その背景にあるのは、店舗の設計・施工だけでなく、開業前後のフォローも充実させてきたサポート体制だとし、こうした実績と経験を踏まえ、今回のサービスを立ち上げた。
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