一般社団法人日本ガス石油機器工業会(東京都千代田区)は、低炭素社会の実現に向け、高効率ガス給湯器「エコジョーズ・ハイブリッド給湯機」・高効率石油給湯機「エコフィール」の販売を強化する。
「エコジョーズ」「エコフィール」は、排気熱を再利用することで、熱効率を約95%まで高めた省エネルギー性・環境性に優れた給湯機。従来の給湯機に比べてCO2排出量を約13%削減でき、太陽光・太陽熱といった再生可能エネルギーと組み合わせることで、さらに省エネ・省CO2を図れるという。
「ハイブリッド給湯機」は、冷媒ヒートポンプ給湯機にエコジョーズを搭載。通常は冷媒ヒートポンプ給湯機で貯めたお湯を利用するが、湯切れを起こした場合はエコジョーズでお湯を供給できるシステムで、光熱費を約40%節約できる。
同工業会は、2050年カーボンニュートラルに対し、これらの高効率ガス給湯器・高効率石油給湯機の出荷台数の比率を上げることで対応していく。
高効率給湯機(エコジョーズ、エコフィール、ハイブリッド給湯機)は「グリーン住宅ポイント制度」の対象製品となっているため、同制度を利用すると2万4000ポイントを受け取ることができる。
同工業会のガス機器メーカーは、一般財団法人ベターリビング(東京都千代田区)が推進する「ブルー&グリーンプロジェクト」に参画しており、エコジョーズの普及によってCO2排出削減を図るとともに、岩手県陸前高田市における高田松原再生活動の支援を行う環境貢献活動も行っている。
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