古材・古民家の再利用・再生、国産材利用を通じて「持続可能な循環型建築社会」をめざすグリーン建築推進協議会(東京都新宿区、井上幸一代表理事)は、同協議会が創設した民間認定制度であるグリーン建築の家認定員および認定店の2012年度の募集を始める。
協議会が提唱する「グリーン建築の家」とは、構造材に国産の自然乾燥材を60%以上、内外装材に木材や漆喰などを50%以上使うといった要件を定め、将来的な資材の再利用を可能にする建築のこと。
グリーン建築の家認定員は、住宅が上記のような基準を満たし、さらに安全性・耐久性を確保した建物であるかを検査・確認する人材。伝統資財施工士、古民家鑑定士1級、建設関連会社への勤務歴5年以上―といった基準をクリアし、協議会の開催する講習・試験を受けて毎年更新する必要がある。試験料は5万円。
一方、認定店は、グリーン建築の家の基準を満たすモデルハウスをもち、手刻みができる工務店であることなどが要件。3年間の登録制で入会金は10万円。
4〜5月にかけて認定員の講習・試験、認定店説明会を愛知・東京・大阪で開催する。詳細はコチラ。
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