賃貸管理や不動産事業のリビングセンター(東京都大田区)は、同社が管理する既存の賃貸住宅に「バス・トイレ別」の新型ユニットバスを導入した。ユニットバスはアサヒ衛陶(大阪市中央区)が製造販売する「PICCOLA SANITARY UNIT1116」。トイレ・洗面・浴室が一体となっている点ではこれまでのユニットバスと変わらないが、浴室とトイレの間がフラッシュドアで仕切られているため、バス・トイレを別々の空間として仕切ることができる。
バスとトイレがカーテンで仕切られているユニットバスは、清潔さや使い勝手を求める顧客から敬遠されるケースが年々増えているといい、同社でも課題となっていたという。アサヒ衛陶でもこれまで新築物件への対応のみで、既存物件への個別のリフォーム対応はしていなかった。今回リフォーム物件に導入されたことで、リビングセンターでは「バス・トイレのせいだけで人気がなかった狭小物件を、人気のある物件に再生することができれば、社会的にも非常に意義がある」と話している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。