一般社団法人リノベーション協議会(東京都渋谷区)は6月24日、 優良なリノベーションの品質基準を満たす「適合リノベーション住宅(R住宅)」の発行件数を発表した。2020年度の発行件数は、全国で前年度比10.1%減の6439件、累計5万6931件だった。単年では、2009年度から12年でおおよそ5倍の発行件数となった。
エリア別の発行件数は、首都圏が76.9%を占め、関西が9.9%、東海が7.4%、その他エリアが5.8%となった。
首都圏中古マンションの成約件数は、3万7049件(前年度比2.3%減)で、5年連続で新築の成約数を上回った。築21年以上の1万7226件のうち、R住宅の発行件数(R1住宅:マンション専有部分+R3住宅:マンション一棟全体)は4239件で、成約数の24.6%となることがわかった。(公益法人東日本不動産流通機構資料を基にリノベーション協議会調べ)
R住宅発行ランキングは、インテリックスが1296件と全国最多。2位は大京穴吹不動産の1031件、3位はエフステージの566件だった。上位5社は買取再販型の事業を主体とした企業が占める結果となった。請負型では、1位がリノベるの350件、2位がgrooveagentの83件、3位がシンプルハウスの45件だった。首都圏以外では、東海エリアのリアル、関西エリアのシンプルハウスが、上位20位にランクインした。
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