建設業の人材マッチングアプリ「助太刀」を運営する助太刀(東京都渋谷区)と一般財団法人建設業振興基金(東京都港区)は、建設DXの推進と技能者の処遇改善を目指し、国土交通省主導の「建設キャリアアップシステム(CCUS)」とアプリ「助太刀」の連携を7月上旬から開始する。
この連携により、CCUS加入者(事業者及び技能者)は申請を行えば15万超の事業者が利用する「助太刀」上でバッジ表示されるようになるため、「健全な事業者・技能者であること」をアプリ内でアピール可能となる。仕事をより集まりやすくすることで、CCUS登録へのモチベーション向上とCCUSの建設業界全体へのさらなる普及を目指す。CCUSが、スマホアプリの「就業履歴データ登録標準API連携認定システム」以外と連携するのは今回が初という。
CCUSは建設業界の環境整備を目的に、国土交通省の主導のもと一般財団法人建設業振興基金が構築・運営する、技能者の就労履歴や資格情報を蓄積する業界共通のデータベース。蓄積された実績をもとに、技能者はキャリアに応じた処遇を受けることができ、事業者の客観的な評価にもつなげることができる。
助太刀は今回の連携により、事業者・技能者がCCUSに登録していることを事前に確認できるため、ユーザーはより安心して新たな取引先とつながることができるとしている。今後は、資格等のCCUS登録情報を表示するなど、さらなる連携の検討を進めていく。
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