東京ガス(東京都港区)は6月15日、2019年度および2020年度のカーボンニュートラル都市ガス(CN都市ガス)プランの運用状況について、国際的な基準を参照した第三者(一般財団法人日本品質保証機構)による検証を受け、算定ルールに準拠し適正であるとの検証報告書を受領したと発表した。
CN都市ガスは、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスをCO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)するカーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)を活用したもの。燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなされる。現在の技術では短期的な脱炭素化が困難な熱分野における実行可能な手段として、ESG経営を意識する顧客から関心が向けられている。今回、CN都市ガスプランの客観的な評価を通じて顧客からのCN都市ガスの信頼性をより一層高めるため、同検証を受けたという。
同社では、今回の検証報告書受領を踏まえ、2019年度および2020年度にCN都市ガスを利用した顧客6社に対し、CN都市ガス供給証明書を順次発行していく。
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