積水化学工業(大阪市)住宅カンパニーは、抗ウイルス対応フィルターを採用した第一種換気・全館空調システム「快適エアリー T-SAS(ティーサス」を開発。新築・まちづくり・ストック事業などで展開していく。
同社の全館空調システム「快適エアリー」を改良。グループ会社の抗ウイルス加工剤(ウィルテイカー)を使った「抗ウイルス対応フィルター」を室内側の空調システムの吸込口に設置し、室内に持ち込まれたウイルスの拡散を抑える。
さらに、外気を取り入れる換気システムには、花粉やPM2.5などの微細粒子を99.97%捕集する「HEPAフィルター」を採用し、汚染物質が室内に入るのを防ぐ。約21畳のLDKの場合、約28分で室内の粉塵を浄化できるとする。
今後、新築住宅の「快適エアリー」をすべて今回の新商品に切り替え、年6200棟に搭載していく計画(採用率65%)。すでに「快適エアリー」を導入済みの2万棟以上にも対応可能とし、ストック事業でも積極的に提案する。
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