京セラ(京都市)は、太陽光発電と高耐久・大容量のリチウムイオン蓄電システムを組み合わせた新システムの受注を4月1日から始める。受注・販売は京セラソーラーコーポレーションが行う。出荷開始時期は7月中旬予定。
新システムは、太陽光発電システムと7.2kWhの蓄電システムを連系することで、通常は安価な深夜電力を蓄電し昼間に利用し太陽光で発電した電気の売電量を増加させる。生活パターンなどに合わせ、運転モード(6パターン)を選ぶことができる。
また、停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12時間連続使用できるという。蓄電ユニットは2台まで設置可能で、最大14.4kWhまで増設できる。
太陽光発電システムの自立運転機能で、太陽光で発電した電気も使用でき、長時間停電にも対応が可能。
家庭用エネルギー管理システム(HEMS)を組み合わせることで、パソコンやテレビ、スマートフォンなどで、エネルギーの状況の「見える化」にも対応する。
工事費を除いた希望小売価格は、太陽光発電システム4.03kW設置した場合で税別492万6000円。初年度1万セットの販売を目指す。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。