YKK AP(東京都千代田区)は、マンションの大規模修繕を手掛ける日東(大阪府堺市)の発行済株式の全てを6月10日に取得し、マンション改装ビジネス拡大に向けた基盤構築を行うと発表した。
関西圏でマンション大規模修繕工事の豊富な実績と高い品質をもつ日東と事業展開することで、技術の蓄積、開口部改修の普及促進につなげていくとしている。日東が持つ、堅実な物件管理と高い工事品質を維持・向上させるために人材を大切にするという考えが、同社の企業姿勢と合致することから、マンション改装ビジネスのパートナーとして株式取得を決定した。
同社は、第6次中期経営計画の重点施策に「集合住宅の改装強化」を掲げており、差別化を目的とした開口部改修用の商品・工法の開発、サービス向上には、工事会社と融合しノウハウを蓄積することが必要だとしている。首都圏・関西の大都市を中心に、築年数の経ったマンション改装の需要増加が見込まれることから、2014年に首都圏でマンション大規模修繕工事事業を展開するYKK APラクシーの株式を取得。事業展開を行っている。
今後は、日東の営業力を通じて顧客のニーズをより深く探り、選ばれる商品・工法開発を行うとともに、メーカーと工事会社の融合を促進。増加する関西圏のマンションストックに対し、事業基盤の構築を行うとしている。
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