アキュラホーム(東京都新宿区)は、従業員とその家族、グループ会社・取引企業とその家族の計1万人に対し、新型コロナウイルスワクチンの「職域接種」の実施を目指す。6月10日発表した。同社が主宰する工務店組織であるスマートアライアンスビルダー(SABM)会員とジャーブネット会員、その両者の従業員と家族も含む。職域接種にかかる費用はアキュラホームグループが負担する。
当初、自社のみでの職域接種を検討していたが、裾野の広い建設業の関連業者や工務店組織会員の不安を解消し実業に向かってもらうことが、業界や地域経済のいち早い復活につながると考え、1万人規模への拡大を決めた。東京、名古屋、大阪の3会場での実施を目指し6月10日、第一弾の申請を行った。
職域接種にあたっては、同社グループの施主である医師・看護師や地域の医療機関などに声をかけ、賛同を得た結果、実施のための体制をいち早く構築することが可能となったという。
今後、希望があれば取引業者や会員企業以外の中小工務店まで範囲を拡大し、3万人規模の接種を目指すことも検討していくという。
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