国土交通省は6月10日、「建築物リフォーム・リニューアル調査報告」の2020年度受注分を発表した。リフォーム・リニューアルの受注高は前年度比16.5%減の10兆6355億円。このうち住宅は8.7%減の3兆1898億円、非住宅は19.5%減の7兆4457億円となった。
住宅を工事種類別に見ると、増築工事が10.7%減の593億円、一部改築工事は19.2%減の1006億円、改装・改修工事が13.0%減の2兆2871億円。維持・修理工事が唯一の増加で、10.2%増の7428億円となった。
住宅の用途・構造別では木造戸建てが1兆5557億円(4.1%減)で最も多く、次いでコンクリート系構造の共同住宅が1兆1479億円(7.9%減)。発注者は個人2兆1514億円(4.5%減)、管理組合3921億円(23.4%減)の順に多い。
また、2020年度第4四半期(2021年1~3月)の住宅の受注高は前年同期比6.4%減の7794億円となっている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。