パナソニック(大阪府門真市)はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大後の在宅時間増加に伴う「自宅のトイレにおける意識の変化」について調査を実施し、その結果を発表した。回答者数は310人。
『新型コロナウイルス感染拡大後、便ふたを閉めてから流すようになったか』聞いたところ、24.5%が「はい」と回答。「以前から変わらず、閉めてから流している」(34.5%)と合わせると、便ふたを閉めてから流す人が59%となった。
『自身が用を足した後の手洗いの方法に変化はあったか』との問いに対しては、34.7%の人が「せっけんをつけて洗うようになった」、「大便時のみせっけんで洗うようになった」と回答。以前から実践していた人も含めると、せっけんを使って手を洗っている人が57.7%となった。
『用を足した後に手を洗う場所』としては、「トイレ個室の外にある洗面化粧台」が46.1%と最多。次いで「トイレタンク上の手洗い」が34.2%、「トイレ個室内の手洗い器」が17.4%となった。なお、5年前の調査と比べると、「トイレタンク上の手洗い」で洗う人が減り(47.4%→34.2%)、トイレ個室の外にある洗面化粧台で手を洗う人が増えた(32.4%→46.1%)。
『家庭内感染が気になる場所』と『新型コロナ感染拡大後、掃除の負担が大きくなった場所』を聞いたところ、前回調査(2020年8月)と同じく、ともに「トイレ」がトップとなった。
『自宅のトイレでの小便スタイルの変化』については、前回調査と大差なく7割近くの男性が「着座スタイル」と回答。新型コロナ感染拡大後、着座するようになった人が増加したこともわかった。また、『小便後にトイレットペーパーを使用する男性』は約4割。そのうち15%の人は「新型コロナ感染拡大後にペーパーを使うようになった」と回答した。
調査期間は4月8日~9日。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。