クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を運営するアンドパッド(東京都千代田区)と住宅営業支援システム「ALTA Revolution」を展開するコンピューターシステム研究所(東京都新宿区)は6月2日、住宅業界の生産性向上を目的に、企画・設計・積算・実行予算・受発注・支払までの一貫した業務のDXの実現に向けた協業を開始すると発表した。
住宅業界が今後、少子高齢化に伴い住宅着工数の減少が予測される中、現場ごとに正確な実行予算の管理を行い、的確な利益確保をしていくことが重要とされている。現状は多くの工務店で積算は行っているものの、実際の工事項目と一対一で対応する項目である実行予算の管理までは徹底できていないケースが多い。こうした課題解決のため、「ALTA」と「ANDPAD引合粗利管理」を連携させ、正確な実行予算管理の実現を図るとともに、企画・設計から請求・支払までの工務店がとり行う、全ての業務のDX化に取り組むという。
ALTAと「ANDPAD引合粗利管理」が連携することで、ALTAで算出された積算結果を「ANDPAD引合粗利管理」に引き継ぎ、実行予算を作成、受発注・支払業務まで連動して業務を進めることができる。電子受発注に対応しており、ペーパーレスでプレカット工場や職人などの発注先と契約行為が可能となり、煩雑な業務の削減につながる。
両社の協業によって、ユーザーは企画・設計段階から施工時の受発注管理までをシームレス化し、予実管理・取引管理業務の生産性を大きく高めることが期待できる。
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