ルームクリップ(東京都渋谷区)はこのほど、同社が運営するRoomClipに投稿された写真やデータをもとにした調査レポート「暮らしの中の『花とグリーン』最前線」を、RoomClip住文化研究所から発表した。それによると、「飾る植物」として人気の「グリーン」の投稿数は横ばいで推移。近年特に投稿数が多かったフェイクグリーン、エアプランツ、サボテンについては、2016~2017年をピークに7~8割減少した。その一方で、「花」関連の投稿は、2016年からの5年間で5.7倍に増加していることがわかった。
同社は、新型コロナの感染拡大以降、在宅時間が増え、季節の移り変わりが感じづらくなっていることがトレンドに影響していると指摘。最近は、自宅に切り花やアレンジが郵送されるサブスクリプションサービスを利用し、季節の変化を取り入れた「花のある暮らし」を楽しむ人も多いという。
ガーデニングや園芸などの「育てる植物」に関する投稿は、毎年5月がピークの周期型パターンを描きながら、現在も安定して増加傾向。新型コロナの影響から、2020年の関連投稿数は過去最多となった。
調査レポートの詳細はこちらから。
RoomClip住文化研究所は、 RoomClipに投稿された膨大な写真やコメント・タグなどの実例データと、検索や閲覧などの行動データ、ユーザーアンケート・インタビューなどを基に、住まい・暮らし領域のトレンドや消費性向などについて研究・発表している。3回目の今回は、「花とグリーン」を「飾る」と「育てる」の2つの要素に分け、取り入れ方の変遷と今のトレンドを調査。新型コロナが生活に大きな影響を与える中、RoomClipユーザーの投稿、行動変化をレポートした。
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