パナソニック(大阪府門真市)は、純水素型燃料電池500kW+太陽電池570kW+リチウムイオン蓄電池1.1MWhを組み合わせた大規模な自家発電施設において、「RE100化ソリューション」の検証と3電池連携による最適な電力需給に関する技術開発に取り組むと発表した。
今回同社が取り組む「RE100化ソリューション」は、事業活動で消費するエネルギーを太陽光などの再生可能エネルギーで100%まかなうというもので、これを目標とする国際イニシアティブ「RE100(Renewable Energy 100%)」に加盟する企業が年々増えている。
実証施設は、滋賀県草津市にある同社アプライアンス社草津拠点に設置。拠点内にある燃料電池工場の製造部門の全使用電力(ピーク電力:約680kW、年間電力量:約2.7GWh)に純水素型燃料電池と太陽電池の再エネをあてる。本格的に水素を使う工場のRE100化は、世界初の試みという。また、蓄電池を組み合わせているため、電力需要に応じた適切なエネルギーマネジメントが可能なほか、使用量の少ない工場非稼働日の発電電力を有効活用できるとする。
実証開始は2022年春から。
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