福島県内の砕石放射能汚染問題で、経済産業省は3月22日、砕石と砂利の出荷基準を決めた。放射性セシウム平均濃度で100ベクレル/kgとする暫定基準値を採用。今後、測定方法や測定頻度などをつめ、5月上旬から適用する方針だ。
基準の適用対象地域は、当面の間、福島県内の浜通りと中通りの地域にある砕石場と砂利採取場とする。出荷の際には一定の除染作業を行うこととし、測定頻度は当面1カ月に1回とする。測定結果が一定期間基準を下回る状態が続けば、測定頻度を下げていく方針。
また、復興を優先する観点から、対象地域の道路、河川などの屋外公共工事に使われる製品については、表面線量が毎時0.23マイクロシーベルト以下であれば出荷可能とする緩和措置を設ける。
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