サンワカンパニー(大阪市)はこのほど、正社員を対象に他部署の業務を経験できる社内副業制度「Job Challenge制度」を導入したと発表した。
「Job Challenge制度」は、社員本人の希望で他部署の仕事を実施できる同社の公募型社内副業制度。現部署の業務を維持しつつ、短期的に他部署が募集する業務やプロジェクトを経験できるため、スキルアップに加え副業先での新たな人的ネットワークを形成できる。テレワーク活用により、本社だけでなく、全国5拠点(東京・大阪・仙台 ・名古屋・福岡)に勤務する従業員も応募可能とした。
各部署は全社に向け「求人」を出すことができ、応募条件を満たす従業員が応募可能。業務の難易度は3段階で設定され、そのレベルに応じて報酬を受け取ることができる。
新卒採用1次面接業務への導入例では、応募者の答えを引き出す「質問力」、相手をよく見て理解する「共感力」、企業の魅力をアピールするための「表現力」の各スキルが向上。学生の質問に答え、社外の会社イメージを学ぶことで、会社への理解度を高めることもできるという。
同社は、さまざまな業務を経験できる機会を作ることで、従業員のキャリア形成を支援。一人ひとりのスキルアップや部署間のコミュニケーション活性化を通して、会社としての実行力・問題解決力を向上させるとしている。
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