外泊時に家賃を減額　多拠点生活者向け賃貸開始

東急（東京都渋谷区）とUnito（東京都千代田区）は、入居者が家に帰らない日は家賃がかからない多拠点生活者向けの賃貸物件「Re-rent Residence 渋谷（リレントレジデンスシブヤ）」を6月25日から運用開始する。

同物件は、入居者が外泊時に自分の部屋をホテルとして貸し出すことで家賃が外泊数に応じて減額するシステム「リレント機能」を採用。入居者は、浮いた家賃でほかの場所での居住・宿泊が可能となる。外泊する際は、3日前までにアプリ上で申請し、荷物を鍵付き収納に保管。運営スタッフが清掃後、部屋の貸し出しを実施するため、利用者は通常のホテルと同様に宿泊することができる。リレント可能日数は月15日以内で、宿泊利用者がいない場合でも家賃が減額される。

最短1カ月から契約可能で、敷金・礼金・更新料不要といったフレキシブルな入退去の仕組みと、ベッドやソファ、鍵付き収納など生活に必要な家具・家電などの設備を設置することで、入居者のライフスタイルにあわせた自由な暮らしの実現をサポートする。共益費8000円／月、水光熱費＋WIFI使用料1万5000円／月は別途必要。

東急はさまざまな暮らしのニーズに応えられる賃貸住宅「スタイリオ」シリーズを展開しており、新たに「Re-rent Residence」を加えることで、より一層、多様な生活様式に合わせた賃貸事業に取り組んでいくとしている。

WORKルーム（37.39m²）イメージ