JIBUN HAUS.(東京都港区)はこのほど、アメリカの高級キャンピングトレーラーAIRSTREAM(エアストリーム)などを輸入販売しているトルシープ(愛知県豊明市)とともに、クルマでどこにでも運べる仕事場「POTAL」を発表した。
「POTAL」は、最先端のテクノロジーとアンティークを融合させた移動するワークプレイス。クルマで牽引してどこにでも持ち運ぶことができる。機体にAIRSTREAMを採用し、内装には最新のデザイン、テクノロジーが搭載されている。自宅敷地内に設置すれば、部屋や作業場、ワークスペースとして活用可能。外に持ち運ぶことで「暮らす」「働く」「遊ぶ」を場所から解放し、より自分らしい暮らしを実現できるという。
機体に使用されているAIRSTREAMは、1940年代の開発以降、ジュラルミンボディをリベットでとめるデザインがほとんど変わっておらず、頑丈さと高級感とともに懐かしさが感じられる外装となっている。内装はJIBUN HAUS.がデザインし、最新の無線給電ユニットはベルデザイン(さいたま市)のPOWER SPOTを利用。IoT化は、mui Lab(京都市)のIoTユーザーインターフェース「mui」ボードを利用するなど、古さと新しさを両立している。アナログな良さと温かみのある心地よさが感じられるよう工夫されており、働く場としての快適さも保たれている。
同商品は、2019年のNTTドコモ主催「BodySharing × 5Gアイデアコンテスト」で最優秀賞を獲得した企画「ポータル」をベースに開発。コロナ禍において、住宅と仕事場をわけるだけでなく、どこでも運べるようアイデアをアップグレードさせた。今回のプロトタイプは、価格、受注開始時期ともに未定。今後は、一般向けだけでなく、ビジネスユーザ向けの販売も視野に入れて、開発を進めるとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。