国土交通省は5月17日、「建設業許可業者数調査」(2021年3月末現在)の結果を発表した。全国の建設業許可業者数は前年度比1479業者増(0.3%増)の47万3952業者で、3年連続で増加した。また、改正建設業法の2020年10月1日施行に伴って新設された建設業許可の承継制度による認可件数は203件。譲渡及び譲渡受けが147件、合併22件、分割10件、相続24件となっている。
全国の建設業許可業者数は最も多かった2000年3月末時点と比較すると、12万7028業者の減少(21.1%減)となった。業種別に見ると、許可を取得している業者が多い上位3業種は、「とび・土工工事業」(業者数=17万4289業者)、「建築工事業」(同=14万8430業者)、「土木工事業」(同=13万888業者)だった。前年同月に比べて取得業者数が増加した許可業種は25業種で、増加数の上位3業種は、「解体工事業」(増加数・増加率=5084業者・9.1%)、「とび・土工工事業」(同=2778業者・1.6%)、「塗装工事業」(同=2277業者・3.6%)だった。
一方、前年同月比で減少した許可業種は4業種で、「建設工事業」が最も多く2246業者減少(減少率1.5%)。以下、「造園工事業」280業者(同1.1%)、「さく井工事業」25業者(同1.1%)、「清掃施設工事業」7業者(同1.6%)となっている。
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