米カリフォルニア州シリコンバレーを拠点に、独自デザインと自社開発の技術を融合させた次世代スマートホーム「HOMMA HAUS」を展開するHOMMA(アメリカ)はこのほど、シリーズAラウンドの資金調達にて、ファーストクローズを約800万ドル(約8.7億円)で完了したと発表した。これにより、株式による累計資金調達額は約2600万ドル(約28億円)となった。
今回の資金調達では、主要株主であるB Dash Ventures、Mistletoe、D4Vが3回目、レモンガス、城東テクノ、野原ホールディングス、Goldengate Investment Clubが2回目の追加投資を行った。また、新規投資企業として、NTTドコモ・ベンチャーズ、コクヨ、プロパティーエージェント、アクアクララ、サニーサイドアップの参加が決まった。
同社は資金調達を機に、技術開発やUXデザインをより強力に推進するため、新たなチーム体制をスタート。ミクシィやクックパッド米国法人において、エンジニアとしてプロジェクトの開発責任者を歴任した井上 恭輔氏、Apple Inc.にて初代iPhoneをローンチし、Google Inc.にて初代Androidのデザインを手がけたEde Schweizer氏などを新任に迎えるなど、日米での採用を積極的に行っていく。
11月竣工予定の「HOMMA HAUS Mount Tabor」を皮切りに、オレゴン州ポートランド地域において、都市型プレミアムコンパクト住宅「HOMMA HAUS」を複数展開し、業容拡大を目指す。同住宅では、全館スマート照明システムやスマート空調制御システムに加え、共用部分も含めたすべてのドアロックスマート制御までをカバー。建物の完成・入居後も継続して遠隔管理とアップデートを行い、さらなる快適性・利便性の向上を図っていくという。
「HOMMA HAUS」は、徒歩圏内で生活が成り立つ利便性の高い立地と、優れたデザイン性とビルトインされたスマートホーム体験で高いプレミアム性を実現。サイズをコンパクト化することで、若い世代にも手が届きやすい価格帯になっており、効率的な間取りや豊富な収納スペースでサイズ以上の快適性を確保している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。