YKKグループが5月14日発表した2021年3月期決算で、AP事業は売上高が前期比5.4%減の4028億円、営業利益は7.3%減の211億円で減収減益となった。
樹脂窓の販売を伸ばし、住宅用窓の高断熱化率は67%まで高まった。防災需要により窓シャッターリフォームも伸長。ビル事業では、防火商品の拡充と供給力強化を進めた。また海外でも北米で2019年12月に全株式を取得したErie Architectural Products Groupにおいては住宅建材が好調で過去最高の販売となるなど国内外で好材料もあったが、コロナ感染拡大の影響は大きく、全体では販売が減少した。
営業利益も、国内では製造コストダウンや原材料・資材価格の低下、販管費の削減による増益要因があったものの、販売減少や市場競争の激化で減益となった。
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