新建ハウジングが運営する工務店向けオンラインスクールサイト「チカラボ」から、工務店の経営者や実務者に役立つ記事をお届けします。
今回は、吉岡孝樹さんの「『小なれど一流』を目指す社長への【選ばれる工務店への道】コラム」ルームからの記事です。
大学卒業後、アパレル企業を経て住まいに関わること30年。自ら住みたい家に暮らし、同じ価値観でお客様にも提供する仕事がしたくて2000年鹿児島に移住し“日本一の工務店”と名高い 株式会社シンケンに入社。その後、2002年自宅を新築、2010年著書『家づくりの玉手箱』発刊。本作は、氏の個人的営業トーク→シンケンHPのブログ→書籍化というプロセスで生まれたもので、全編にわたり新鮮な住まい手目線の写真と文体で表現され読者から絶大な支持を得ている。SNS時代にも通じる住宅コンセプトブックの金字塔とも言える一冊。2019年に株式会社家づくりの玉手箱を設立、『工務店の参謀』としての活動を開始。…
桜の開花時期はなぜズレるのか?
今年も自宅の桜の花がたくさん咲きました。
私が暮らす鹿児島は南国イメージが強く桜の花も早い時期に開花しそうに思われる方が多いのですが、実は例年遅めの開花時期なのです。これ、なんか意外ですよね。 また、今年は全国的に早めに咲いたようですが、その中でもやはり鹿児島では遅かったです。
では、どうしてその年によって開花時期がずれるのでしょうか?
これは、温度差のせいだそうで、寒い時期と春になってからの温度差が大きいと開花が早まるのだそうです。 また、なんと「2月1日からの日平均気温の合計が400°Cになる頃に桜は開花する」という『400°C説』なるものもあるそうです。
出典:日本気象株式会社ホームページ
https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/
夜桜ばかりのシンケン時代
もうかれこれ19回もここで花見をしているのですが、振り返ってみると私自身はこれまでは夜の時間帯が多かったようです。日中は土日もほぼ毎日仕事で外出していましたので、夜な夜な家に帰りついてからいそいそとライトアップして無理やり「夜桜仕様」で楽しんでいました。
この時期はご近所の皆さんがお散歩ルートを変更されるようで、自宅の前の道の往来が増えてきます。夜のお散歩中、愛犬と足を止めて桜を見上げる姿がロフトの窓からちょくちょく見えるのです。
↑むりやりライトアップして「夜桜仕様」の図
独立してからは主に自宅で仕事をしていて、桜の時期にも様々な時間帯に様々な天気で様々な場所から、この春を象徴する花を感じることができました。
桜の花には午前中、いろいろな鳥が入れかわり立ちかわりやってきます。長年この家に住んでいても妻から携帯で見せてもらうばかりで、こういうのもあまり見たことがありませんでした。
↑桜の花が咲くと、毎朝ひよどりが食事に来るのです
定点撮影は「未来予想図」から
入居当初とは、高さも枝の広がりも花の数も比べものにならないほど立派に育ちました。 そのため、外からのボリュームはもちろん、毎年窓からの「桜景色」も変わっていきます。
完成当時は桜の木がそんなに大きくなるイメージが持てていなくて、撮影の際に幹の広がりを入れるため立つ位置がどんどん下がっていって、年代を追うごとに家が小さく写っています。ビフォー&アフターや数年越しの定点撮影は、気が大きくなった将来形(未来予想図)をイメージして構図を決めておくものですね↓
↑2002|入居後最初の春(今見るとしょぼいです)
↑2016|剪定してもらった年の春(直前のようす)
↑2020|昨年の春(木が大きくなっているので家がだんだん小さく写っています)
皆さんのお宅のお庭では、木の成長を楽しめていますか?
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