戸建て・分譲・リフォームなどを手掛ける建新(神奈川県横須賀市)は、4月から「週休3日制」のトライアル導入を開始した。
「建設業界は他業種と比較して年間労働時間が長く、特に建設現場では工期に間に合わせるため週休2日を守ることも難しく、今回の週休3日制導入は業界の常識を覆すチャレンジ」と同社は話す。
2020年6月から働き方改革に本格的に取り組み、勤怠管理を徹底。社内PCを管理し就業時間をコントロールする「PC強制シャットダウン制」を実施するなど、会議時間や残業を見直すことで業務効率や生産性を向上させた。年間休日120日以上、クリーンな労働環境を遵守しながら、1年間で残業時間を平均25%削減する一方で、営業利益は昨対比2倍を達成した。
同社では、更なる業務環境向上を目指し、社内一律で「週休3日制」を開始。実験的にひと月に1週間実施する。本社・店舗・建設現場一括で週休3日にチャレンジすることで、建設・不動産業界の働き方のイメージを覆し、よりメリハリのある働き方を目指すという。今後、「完全週休3日」の実現を目標に、社内の労働環境改革を進めるとしている。
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