アキュラホームグループ(東京都新宿区)と同社が設立したホームビルダー集団・スマートアライアンスビルダーは、住宅を建てる際に建築費に加え、月額の光熱費を表示する「住宅の燃費表示制度」を5月から開始した。
住宅建築時に月額の住宅の燃費(光熱費)まで表示し、住宅のエネルギーを見える化することで、省エネや脱炭素社会への消費者意識を高めるという。制度開始に伴い、独自のシミュレーションにより表示した数値をもとに1年間の光熱費を保証。オーバー分は同社がキャッシュバックし、下回った場合はその差額分を還元する。節エネして光熱費を抑えるほど建主にお金が戻る仕組みで、保証終了後も省エネを意識した暮らしを促していく。
国土交通省は、消費者の省エネ性能に対する関心を高めていくため、住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会を発足し、2022年度の目安光熱費表示の導入を目指している。同社はこれに先駆け、今回の燃費表示制度を開始。コロナ禍において在宅時間が増加し、光熱費も増える傾向にある中、住宅の燃費を表示することで、建主とともに脱炭素社会に貢献していくとしている。
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