積水ハウス(大阪市)は、外出先からの住宅設備の遠隔操作を可能にするスマートホームサービス「プラットフォームハウス ZERO(仮称)」を、今夏から提供開始する。関東地区、関西地区から提供を始め、順次提供地域を拡大していく。
同サービスは、間取り図と連動しているため、視覚的に直感操作が可能。温湿度センサーや窓センサーといったIoT機器からのデータをパブリッククラウド上で蓄積し、在宅中、外出中に関わらずスマートフォンアプリから住まいの状態を確認・操作できる。また同サービスでは、パーソナルデータの安心・安全な利用と、今後の新しいサービスに対応するために、高度なセキュリティを構築しているという。
住まいに関する機能としては、玄関施錠、エアコン、照明、湯はり、床暖房、窓シャッターの操作などのほか、窓・玄関ドアの状態確認・不正開放を通知する機能、熱中症のアラートなども搭載予定。そのほか、家族に関する機能として、家族の帰宅・外出を知らせる機能や、家族の機器操作履歴の確認機能の搭載を予定している。
2020年に創業60年を迎える同社では、次の30年に向け、現在、住まいのビッグデータを活用して住まいと家族を繋ぐ様々な利便性の高いサービスを提供する「プラットフォームハウス構想」を推進している。今回提供を開始する「プラットフォームハウス ZERO(仮称)」のシステムは、この「プラットフォームハウス構想」において基盤となるものだという。
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