ミサワホーム(東京都新宿区)はこのほど、木質系工業化住宅の最上位ブランド「CENTURY(センチュリー)」に「CENTURY 蔵のある家 FREE LIVING」をラインアップに加え、全国で発売した。
約3mの高天井リビングに、大収納空間「蔵」の新タイプ「フリーリビングユニット」を設けたスキップフロアデザインを提案。リビングから一段上がったスキップフロアは、在宅ワークや勉強、趣味、レジャーなど、家族が自由に多彩な過ごし方ができるマルチスペースとして活用できる。フロア下は「蔵」として年中行事の調度品や災害対策の備蓄品などを収納できるため、上下で空間の有効活用が可能。スキップフロアでの暮らし方をより多彩にできるよう、デスクユニットや転落防止のチャイルドゲートなど、組み合わせ可能なアイテムを用意した。
2階バルコニーに面するマルチスペースでは、スライドさせて移動できる「可動ウォールパーテーション」を提案。パーテーションを動かすだけで、個室や、家事スペース&ワークコーナーなどライフスタイルに合わせたつかい方ができる。多目的&可変スペースによって、仕事に集中して取り組む「フォーカス」、家族とつながりながら働く「スイッチ」、リラックスできる場所で頭を整理する「リチャージ」の3つのワークスタイルに対応しながらも、その場所をワークスペースに限定しない、多彩で柔軟なつかい方を可能にしている。
同住宅は、最適な量の換気をしながらウイルスや菌、花粉などを捕集するフロアセントラル換気システムや、ウイルスや菌の活性を抑制する室内空気環境システムによって空気環境を向上。今回新たに「自宅療養セカンドサニタリー」を提案し、家庭内の感染リスク低減を図る。
また、120mm厚の木質パネルを用いた高断熱・高気密のセンチュリーモノコック構法や、太陽電池・燃料電池・蓄電池の全負荷型3電池連携システムによって、レジリエンスや次世代ZEH+にも対応するサステナブルな暮らしを実現。平常時の「備える」、災害時の「守る」、災害後の「支える」の3つの防災・減災デザインによって、感染症を含むさまざまな災害から住まいと家族を守り、自宅での生活継続を目指すためのソリューション「MISAWA-LCP」を提案する。
2021年度販売目標は180棟。
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