パナソニックホームズ(大阪府豊中市)は4月27日、ニューノーマル時代の新しい家族の繋がり方を考えた平屋住宅「カサート 平屋 スキップスタイル」を発売した。
同住宅では、最長約3mの深い軒下空間が室内外を自然につなぐ「軒下屋外テラス」をはじめ、天井をより高くして適度なこもり感を創出する「ダウンフロア」(床下げ)や在宅勤務などのスペースに活用できる「アップフロア」(床上げ)、屋根裏に設ける「ロフト」などを組み合わせた空間を提案。ワンフロアで水平方向に広がる空間内に、視線のレベルと縦横の変化を持たせることで、「家族と共に居られる空間」と「自分ごとに集中できる空間」を両立させた。
このほか、窓を開けなくても家中の空気を浄化・換気し、年中快適な温度に保つ同社オリジナルの全館空調「エアロハス」や、平屋の広い屋根面積を生かした「創蓄連携システム」などを提案。在宅の長時間化に伴い高まっている、健康や省エネのニーズに対応している。
参考価格は、3.3m2あたり90万円台から(標準本体価格・消費税込)。初年度販売目標は120棟。
同社の2020年度における平屋住宅の受注は、対前年度比125%となった。地震の揺れに強く、バリアフリー化しやすいなど平屋住宅のもつさまざまな利点と、優れた性能・品質・省エネ性能をベースに、ニューノーマルな暮らしや生活者のニーズに応える新しい暮らしを提案し、平屋市場のさらなる拡大を目指すとしている。
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