北九州建設工業(福岡県古賀市)は、雇用調整中の建築従事者を対象にした大型2×4工法に対応する施工技術者の育成講座を5月から開講する。
カリキュラムは、材料や図面の基礎知識からパネル図作成、ランバー工場の見学、プレイマーの現場作業、コスト削減や工期短縮のアイデアなど全20項目で、期間は20日間。
経済産業省が平成20年12月から行っている「中小企業緊急雇用安定助成金」の対象訓練で、事業の縮小を余儀なくされた中小企業事業主が従業員を一時的に休業、教育訓練、出向させた場合に、かかる賃金コストの一部を助成するもの。中小企業緊急雇用安定助成金と教育訓練を合わせて申請することで、休業手当相当額の7685円に加え教育訓練費として1日6000円が支給されるという。
また同社では、老人ホーム建設などの施工会社を対象に、大型2×4工法物件に特化した施工マネジメントも始める。自社で大型2×4工法が施工できるよう、図面の見方から枠組みのしくみ、コストダウンの方法、適正な施工者の数と施工方法といった現場に即した内容をレクチャーする。
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