一般社団法人全国古民家再生協会(東京都港区)はこのほど、一般社団法人古民家移築推進機構(東京都港区)と連携し、地域課題である空き家の課題解決策として古民家移築プロジェクトを立ち上げ、地域の空き家古民家を循環型活用する取り組みを開始すると発表した。
同プロジェクトでは、空き家古民家を地域へ輩出する側を【輸出側】、受け入れる側を【輸入側】と位置づけており、第1弾協力地域として青森県、宮城県、福井県、滋賀県、福岡県の5地域を【輸出側】に設定。各地自治体と連携し、空き家古民家の情報提供から適切な循環型解体ならびに家の歴史「家史」を提供する。また業務として輸入先での上棟までを担う。
【輸入側】では、同協会事業者会員である建築事業者が、輸入側地域での顧客との打ち合わせ・契約、上棟後からの建築工事、引渡しまでを行う。
同協会では、各地域の空き家古民家を魅力ある古民家として磨き上げ、輸出側と輸入側のマッチングを実現することで、空き家課題の解決へ繋げるとともに、再利用可能な資材の循環型活用を推進。地域の課題解決ならびに環境に配慮した取り組みを自治体と連携して行っていくとしている。
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