帝国データバンク(東京都港区)が4月14日発表した太陽光関連業者の2020年度(2020年4月~2021年3月)の倒産件数は前年度比2.5%減の79件で2年連続で減少した。負債総額は大型倒産があったため、前年度比105.1%増の約486億5000万円となった。
地域別では、関東が32件(構成比40.5%)で最多、次いで近畿15件(同19.0%)、九州9件(同11.4%)だった。業歴が「5~10年未満」の企業が20件(構成比25.3%)で最も多かった。
太陽光関連業者の倒産は2014年度以降、5年連続で増加し続け2018年度には96件とピークに達した。その後も80件前後で高止まりしており、大型倒産も発生していることから、同社では今後も動向に注視する必要があるとしている。特に、2022年春に予定されている新制度、FIP制度が導入されれば、淘汰は一段と加速する恐れがあるとしている。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。