住友林業(東京都千代田区)は、国土交通省が推進する2011年度第3回「住宅・建築物省CO2先導事業(特定被災区域部門)」において、主要構造材などに東北産材を活用した同社の提案「サステナブルエナジーハウス(東北応援しよう)」が採択されたと発表した。
第3回を数える同事業では、新たに東日本大震災の被災地を対象とした「特定被災区域部門」が設置され、ゼロ・エネルギー住宅の普及促進、省CO2の実現性に優れた住宅・建築プロジェクトに対して整備費の一部を補助する。
同社の提案では、土台にヒノキ、大引・管柱・小屋組にスギ、梁にカラマツーと主要構造材に東北産材を活用したほか、一部の居室に東北産材のクリ・ナラ・ケヤキの無垢床を採用。また次世代省エネルギー基準(Ⅱ地域)以上の断熱性能、パッシブ設計、太陽光発電システム(5.6kW)、高効率省エネ設備、HEMSなど省エネ・創エネ技術をバランスよく配した点が評価された。
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