エクセルシャノン(東京都中央区)が「シャノンウインド」の新シリーズとなる「シャノンウインドSPG」を6月、発売する。パナソニック ハウジングシステム事業部との共同開発品。パナソニックは同社が2017年に開発した真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」を国内の建築物用の樹脂サッシで初めて採用した。グラベニールは、プラズマディスプレイで長年培ってきた真空パネル製造技術を応用した薄型高性能断熱ガラスで、6mmの厚さでトリプルガラスと同等以上の断熱性能をもつ。
今回発売するのは、このグラベニールとエクセルシャノンの高断熱フレーム「UF-H樹脂フレーム」を組み合わせた樹脂サッシ。3層のガラス構造で、屋内側にグラベニールをもってくることで、ガラス面の断熱性能を最大限に高めた。フレーム部分には高断熱構造のフレーム内に断熱材を充填した。これらにより、窓全体の熱貫流率(Uw)が縦すべり出し窓(連窓)で0.52 W/(m2・K)、FIX窓で0.47 W/(m2・K)を実現。3層のうち屋外側2層には高透過ガラスを採用しているため、クリアな視界も確保している。同時にT-2等級の遮音性も備えるという。
希望小売価格は縦すべり出し窓(W640mm×H1170mm)で28万5120円。
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