一般社団法人全国建物診断サービス(東京都港区)グループは、法人への対応強化を目的に、2月に青山財産ネットワークス(東京都港区)、3月にアイテック(東京都中央区)と業務提携契約を締結した。また、九州における2番目の拠点として、4月5日に「福岡営業所」を開設した。
同法人は、個人と法人両方の建物診断、予防修繕を行っているが、直近の3年で法人案件が3.8倍(2018年:136件、2020年:526件)に急増しているという。
コロナ禍での事業計画見直しや、年々増えている自然災害に対応すべく、オフィスの維持管理の投資計画を立てる上で、建物診断、予防修繕でのコスト削減への関心が高まっていることが増加の一因として考えられるとし、こういった企業ニーズへの対応をさらに強化するため、今回、コンサルティング会社2社との業務提携を決定した。今後は、医療関連など、BCP(事業継続計画)が重要視される企業を中心に活動を強化していく予定。
また、これまで同法人では宮崎営業所にて九州地方の建物診断、予防修繕を行ってきたが、台風被害の多い九州エリアを宮崎営業所だけではサポートするのは難しいと考え、福岡営業所の設立に至ったという。宮崎営業所は宮崎県、熊本県、鹿児島県の3県を、福岡営業所は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県の4県、九州全土のサポートを行う。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。