工学院大学(東京都新宿区)の建築学部鈴木敏彦研究室とMIRAI KUROKAWA DESIGN STUDIO(東京都港区)は共同で、「カプセルハウスK」を保存活用する「カプセル建築プロジェクト」を開始した。
「カプセルハウスK」は、建築家・黒川紀章氏が1973年に長野県北佐久郡御代田に自身の別荘として建てた建物で、東京・銀座のカプセル型集合住宅「中銀カプセルタワービル」と同じBC-25型のカプセルを住宅の諸室として用いている。2019年からは長男の黒川未来夫氏が所有。
同プロジェクトにおいて両者は、竣工から基本的に非公開だったことで良好な保存状態が保たれてきた同建物の動態保存活動を行う。5月に建物を公開し、6月からは宿泊施設としての使用を予定している。
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