(一社)日本地盤協会(東京都台東区)は4月、擁壁のある土地でも10年間の保証が付けられる「擁壁まもるくん」の販売を始める。
新設・既設どちらにも対応。擁壁診断と地盤調査を経て、場合によっては修復や補強工事を行い、診査判定に合格すれば保証書を発行する。万が一、保証対象の擁壁の崩壊や構造的な損傷が認められた場合には、1事故あたり擁壁に上限5000万円、第三者賠償に上限3億円が支払われる。10年目以降は擁壁の再診断により、再加入も可能という。
この保証により、擁壁の崩壊リスクと周辺に被害が及ぶリスクを軽減するほか、擁壁があることで利活用されてこなかった土地の売買が可能になるなどのメリットがあるとする。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。