関西ペイント(大阪市)は、同社独自の漆喰塗料技術を生かした抗ウイルス製品の統合ブランド「ANTIVIRUS TECHNOLOGY(アンチウイルステクノロジー)」を、“しっくい”にちなみ4月9日に新たに立ち上げ、公式WEBサイトと法人向け公式ECサイトを開設した。同日、ブランドの新製品として「抗ウイルス〈置くだけ〉マット」「抗ウイルス〈はさむだけ〉マスクケース」を、個人・法人向けに発売した。
同ブランドでは、長崎大学との共同研究によって抗ウイルス性が実証されている同社漆喰塗料「アレスシックイ」を表面にコーティングした4製品をラインアップ。貼るだけで簡単に接触感染対策ができる「接触感染対策シート」「接触感染対策テープ」は、2019年に発売以来さまざまな環境で使用されている。今回、新型コロナの影響で変化した生活スタイルに合わせて発売した「抗ウイルス〈置くだけ〉マット」は、落下したウイルスの感染力を低下させるため外からのウイルス持ち込み対策に活用可能。「抗ウイルス〈はさむだけ〉マスクケース」は、はさんでおくだけでマスクに付着したウイルスを低減させ、消臭効果も発揮するという。
マスクケース、テープ、シートは約6カ月間、マットは最長3カ月間効果が持続するという。各製品の希望小売価格(税込)は、「抗ウイルス〈置くだけ〉マット」1箱7枚入り2万9260円、「抗ウイルス〈はさむだけ〉マスクケース」1枚あたり935円、「接触感染対策シート」1650円、「接触感染対策テープ」4730円。
同社では、「漆喰(消石灰)」が持つ、抗菌・抗ウイルス・消臭などの多様な有効性に着目し、2007年に漆喰塗料の開発に成功。各研究機関の協力のもと、実証実験による効果検証を行うとともに製品開発を続け、2019年には漆喰塗料をコーティングし、貼るだけで簡単に抗ウイルス対策ができる「接触感染対策シリーズ」を発売した。
あらゆる場面でウイルス感染対策が求められるなか、同社の漆喰塗料を活用した抗ウイルス製品を、広く認知、活用してもらうため、統合ブランドの展開に至った。
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